おせんしょ」とは、物好きでお節介な人のことをいう方言、あまり好ましい意味では扱われてこなかったが、今こそ、地域には物好きなお節介さんが必要。


ボランティアなんて今風な言い方をしなくても、昔から庶民の間ではボランティアに似たことはやっていたはず。そう、それが「おせんしょ」だと思う。だから今こそ「おせんしょ」を見直そう。 
例えば昼間、屈強な若者や現役世代が地域にいなくても、 「おせんしょ」なおばさんや高齢者が地域に目を光らせていれば、無言の犯罪抑制力にもなるし、子どもたちが悪さをした時だってお節介 に口出しをしてもらえれば、子どもたちの躾に役立つことうけあい。


また、兄弟が少なく共働きで両親が不在の子どもにとっては、寂しさ解消にも役立つ。
 「おせんしょ」な人は、お人よしでもあるので、隣近所の困っている事にもすぐ反応してくれる。
「他人の不幸は蜜の味」なんて思う人もいるが、常識を持ち合わせた「おせんしょ」 さんならすぐ関係筋に通報してくれるので、対処も早いというもの、「おせんしょ」さんは、誰よりも情報通であり、その筋の人脈も豊富なのである。
情報通で人脈の豊富な「おせんしょ」にとっては、嫁さん探しだって得意技の一つ。
とにかくお他人さんのことを俎上にのせることは楽しいことで、特に男と女のこととなるととても熱心、その上「おせんしょ」仲間の人脈にも役に立つ。年齢的に余裕のない独身男性には愛のキューピッドにだってなり得るのだ。
おせんしょ」の多い田舎を嫌って都会に出て行った人は多い、都会生活ではマンションの重い扉を閉めれば、自分だけの世界、プライバシーの守られた世界がある。
なんて言っていた人も、若さとお金のあるときは楽しかったかもしれないが、今はどうだ、「東京砂漠」なんて歌もあるくらい無意味乾燥とした都会の片隅で、ひっそりと暮らしている人が大勢いるんではないか!?
本郷地区だってそういった傾向にある、それだけに今こそ胸を張って「おせんしょ」結構と言おう・本郷地区では「おせんしょ」を奨励し、支えあう地域、住みよい地域づくりをしよう。

本郷地区「おせんしょ」10ヶ条

第一条
自分がされてうれしいなと、思うことは誰にはばかることなくさせていただこう。  
たとえあの人はおせんしょで煩わしい、なんて言われても、世のため・人のためにしてきた足跡をあの世へお土産にするくらいの気持ちでさせていただこう。
第二条
日頃からおせんしょさんを見つけておこう、おせんしょな付き合いを大切にし、おせんしょ仲間の輪を広げておこう。
第三条
隣近所には挨拶を施行しよう、例え向こうから挨拶されなくても、おせんしょに挨拶をし続け向こうから返してくるまでおせんしょに挨拶しよう。
第四条
地域に見慣れない人や不審な人がいたらジロジロ見つめよう、ついでに一声掛けよう。
「こんにちは・何か御用ですか?」と
第五条
近所の年寄りや障害者には常々声を掛け合おう。「今日は天気がいいね~」だけだっていいじゃない…
第六条
地域で子どもを見かけたら声をかけよう、挨拶が返ってこない子には「挨拶くらいしなさい」って注意しよう。
第七条
具合の悪い人、困っている人がいたら病院や警察・市役所など関係機関に連絡してあげよう。
たまには早とちりもあるかもしれないが、万に一つの取り返しのつかない事態になるよりはいいじゃん…
第八条
育児のなっていない若いお母さん、子どもの躾ができないお母さんがいたら、その場で注意してあげよう。「余計なお世話」って顔をされたら。それこそおせんしょの本領発揮。
「そんな躾をしていてりゃ~お母さん、あんたがそのうち泣きをみるよアッハッハ~だ…」
第九条
生活弱者からの頼まれごとはすすんでやってやろう。でも自分一人では無理せずできることをやろう、長続きすることが大事だから。むしろ何人かのおせんしょが寄ってたかってお世話するようにしようよ!
第十条
新しく地域に移り住む人には偏見を持たず暖かく迎えて入れてやろう。
そして、お得意のおせんしょぶりを発揮し、地域のしきたりや行事を教えてやろう。
「遠くの親戚より近くの他人だよ」ってね・・・