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・・福祉ビジョン提言集1.2.3.4福祉の青い鳥冊子より)・・
(↓の4項目の文字の上をそれぞれクリックして見てください)

こんな提言集がまとまりました
福祉文化都市・松本をめざして
福祉文化のまちづくり
ビジョンの概要

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  福祉づくりは地域づくり
市民と行政が手を携えて創る松本の福祉
地域で、家庭で、学校で福祉の学びを
松本らしい公助・共助・自助の歯車
障害者も、高齢者も、みんなが大切にされるまち
   
  公助・共助・自助の歯車を回そう
行政が中心ではありません
それぞれの役割をはっきりさせましょう
「依存」から「自立」へ「対立」から「協同」へ
  「要求」から「提案」へ「批判」から「連携」へ
の関係づくりを進めましょう。
自助や共助は、行政の補完や肩代わりではありません。
これを機会に行政とは何かを問い直してみましょう。
   
  ≪解説≫
  平成10年3月、3つの部会の議論をまとめた提言書が市長に提出されました。ビジョンは、これまで目先の対応に追われがちであった福祉を、少し長い目で考えてみました。提言は、福祉を一緒に考えていくための第一歩であり、結論ではありません。福祉づくりは今、やっとスタート地点についたところなのです。
   
  回れ歯車
福祉づくりを始めよう
   
  福祉は行政が中心ではないのですか
  誰が何をやるのでしょうか
  自助、共助というけど、福祉の切り捨てになりませんか

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さあ始めようビジョンはスタート

  福祉文化とは?
福祉を軸とした地域づくりです
暮らしの質を高めていくことです
福祉は困っている人を助けるだけの対策ではありません
   
  福祉文化都市・松本の創造
「松本に暮らしてよかった」という思いが大切です
そのためにはみんなの力が必要です
福祉はもはや特別なものではありません
   
  自分のやるべきこと
自立の意識を育てる
仲間づくり・交流の輪を広げる
自分で判断し自分で決める
   
  行政のやるべきこと
在宅・施設の福祉サービスを充実する
就労における自立を支援する
保健・医療・福祉・生涯学習の連携を図る
自助・共助を支える
   
  地域のやるべきこと
福祉のまちづくりを進める
支え合い・見守り体制をつくる
住民参加型福祉サービスに取り組む
安心のネットワークを広げる
   
  誰のためのビジョンですか?
もちろんあなた自身です
もう一度あなた自身で考えてください
そしてあなた自身がビジョンを育てていってください

   
  ビジョンをどう生かすのですか?
学びと実践の繰り返しによって具体化していきましょう
これからの福祉づくりの具体的な計画につなげていきましょう
市民と行政が共に松本の福祉を進めていく組織
「福祉ビジョン21」を提案します
   
  福祉観の転換を
「福祉は特別なものではない」という価値観を持つことから始まります
  「かわいそう」から「権利」へ 「量の価値」から「質も重視」へ
「家族だけの負担」から「社会の負担」へ 「ひとごと」から「自分ごと」へ
「押しつけ」から「自己決定」へ 「特別扱い」から「当たり前のもの」へ
   
  福祉の青い鳥は足もとにいませんか?

みんなで支えあう

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このまちに住んでよかった!

  福祉の青い鳥はあなた自身です!
   
  福祉ひろばとは?
地域の住民が気軽に集い、語らい、交流する場です。
そこでは、それぞれの地域の特色を生かした学習や、福祉づくりの取り組みがいきいきと進められています。
身近な地域から福祉文化を創造する拠点です。
   
  ≪解説≫
  「福祉文化」をことばだけに終わらせてはなりません。身近な地域で自分自身ができることから始めることです。町会や近隣で、障害者にも、高齢者にも、子どもにも優しい、みんなで支え合う地域づくりを進めていきましょう。
保健・医療・福祉と生涯学習が連携して地域の福祉づくりを支援していきます。福祉ひろばや公民館は、地域づくりを支援していく拠点です。さあ、あなたの出番ですよ。

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OUT-LINE.OF.VISION

1. はじめに
  私たちは、松本の福祉の現実を見つめつつ将来を見据えるビジョンづくりに取り組んできました。目の前の課題ばかり見ていては未来への展望は開けません。しかし先ばかり見ていても現実を乗り越えられません。長期的な視点を大切にしつつ現実の課題に取り組むことが、ビジョンを「夢」や「理想」だけで終わらせないことだと思います。
私たちがビジョンづくりにおいて最も大切にしてきたことは、絵空事ではない地に足のついた視点を持つことです。そのために、自らの地域で行われている実践に学びつつ、議論を積み重ねて、10年先まで見通した検討を行ってきました。
ビジョンでは、基本的、また長期的な視点としてビジョンの「理念」を明らかにし、その理念を盛った「将来の松本の福祉」を提起するとともに、実現に向けて足元からすぐに始めたい具体的な「方策」を提案しています。
   
2. ビジョンの理念
  私たちはビジョンの理念として福祉文化を創造することと、住民が主体になることのふたつを提案します。
   
(1) 福祉文化を創造する
  「福祉文化」とは、誰もが自立してお互いを大切にできるような、暮らしの質を高め皆が幸せな社会を築くことです。そのためにはまず、これまでともすれば一部の人々を助けるという「特別な福祉」という固定観念を変えていくことが大切だと考えます。
   
(2) 住民が主体になる
  福祉文化を実現するためには、福祉を誰もが自分の日々の暮らしの問題として受けとめ、自らが創るという住民の主体者としての意識が必要です。住民が主体者となって行政と協同しながら、松本の福祉を築いていきたいと考えます。
住民が主体になるためには、行政と住民の関係や行政自体の姿勢や仕組みを見直していくことも大切です。私たちのビジョン懇話会のこれまでの活躍も、住民主体と行政との協同を大切に積み重ねており、松本の福祉づくりの第一歩になればというのが私たちの願いです。
   
3. ビジョンがめざす松本の福祉
  ビジョンは、心のバリアフリーと街のバリアフリーによって、皆が大切にされる社会を松本の福祉の将来像として提案します。そして皆が大切にされる社会をめざすことは、地域づくりそのものであり、未来へつなげるものであると考えます。
   
(1) 心と街のバリアフリーによる皆が大切にされる社会を
  「皆が大切にされる社会」が、私たちがビジョンで描いた「松本の福祉」です。高齢者も障害者も子どもも若者も誰もが分けへだてなく、共に生きていくことができる社会です。それは、誰であっても特別視されず、誰もがお互いをそのまま認めあい、人権が尊重されること、そして誰でも自由に外出でき、誰もが住みよいまちであること、つまり、心と街のバリアフリーの実現された社会です。
   
(2) 福祉づくりは地域づくり、未来づくり
  「皆が大切にされる社会」を創ることは、地域づくりであり、未来づくりであると考えます。福祉づくりは地域の中での人と人との支えあいを通じて人々をつなぐ地域づくりそのものです。また福祉づくりは子どもが育ちやすい環境を保障し、未来の子どもを地域で皆が育てていく未来づくりとも言えます。「皆が大切にされる社会」をめざす福祉づくりは、地域づくり、未来づくりなのです。
   
4. 「福祉文化」に向かって~何から始めるのか
  「福祉文化」を実現するために、私たちは具体的な方策として、福祉への学びと自立を支えるシステム、そしてその基盤づくりを提案します。
   
(1) 福祉への学びを
  「福祉への学び」とは、地域の中に出会いをつくり、その体験や学習を通して意識を高め、福祉の担い手を育てていくことです。
高齢者や障害者と日常の中で出会い、交流できる場をつくり、体験や交流から学習が始まります。体験や交流は家庭や地域、学校などあらゆる場で学習によって深められ、一人ひとりの意識を変えていくことができます。そして、その中から自然発生的に自発的で主体的なボランティアや実践に向けて地域の資源を活用し、一緒に考え、行動を支援してくれるコーディネーターなどの人材が育っていくことが期待されます。
   
(2) 公助・共助・自助の3つの歯車を回そう
  自立を支えるシステムをつくることは、自らが自立する「自助」を確立し、それを地域で支える「共助」を築き、さらに自立を保障し支え合いを生かす「公助」を充実させることの3つの歯車を組み合わせることです。
「自助」は自分のことは自分で決めるという自己決定力を持ちつつ、仲間づくりと交流によって自分の人生をいきいきと構築していくことです。
「公助」は在宅福祉サービスを質と量の両面から充実させ、「自助」を支えつつ、自立を支援する就労自立支援や施設福祉サービスも整備して選択の幅を広げることが大切です。
「自助」を支え「公助」を活かす「共助」は、身近な地域の中で住民による福祉のまちづくりです。町会福祉の推進や身近な支えあいや見守り体制づくり、安心のネットワークづくり、小さな地域でのケアマネージメントシステムづくりをそれぞれの地域に適した形で進めていくことが期待されます。
   
(3) 歯車を動かすもの
  3つの歯車はひとつが欠けても動きませんが、同時に歯車のバランスが悪くてもうまく回りません。そこで私たちは3つの歯車をうまくかみあわせるために、「福祉の拠点づくり」と「福祉と保健・医療の連携」を提案します。
「地域の福祉の拠点づくり」としては、「福祉ひろば」がすでに動きだしていますが、町内会や隣組などさらにきめ細かい展開が必要です。また、地域を越えた人と人とのネットワークも形のない拠点と言えるでしょ。松本に縦横にはりめぐらされた福祉の拠点とネットワークは3つの歯車をきちんと回します。
「福祉と保健・医療の連携」は、行政においても地域においてもこれからの課題です。いきいきと生きるための環境づくりや新しい健康観の確立、安心して死を迎えるシステムの整備、寝たきりにならない、させないシステムづくりなど、保健・医療・福祉が一体となって取り組む課題は山積みといえます。
行政においては、職員の連携はもちろんのこと、施策面においても保健・医療・福祉を包括的にとらえることが必要です。また、地域においても医療機関や保健婦、福祉関連職員などの密接な連携が必要です。
   
5. さあ始めよう
  福祉はこれまでどこか他人まかせであり、またいつも答えを他に求めてきました。時には北欧に、時には先進的な福祉施設に、そして介護保険に、私たちはいつも「青い鳥」を探してきたのではないでしょうか。私たちはビジョンを創る過程で「青い鳥」はいないことに気付きました。誰も与えても教えてもくれません。
私たち自身が考え悩み動くことが福祉づくりであって、「青い鳥」は私たち自身であることに気付いたのです。ビジョンはほんのスタートです。さあ、一人ひとりが主役になって私たちの「青い鳥」を共に育てていきましょう。

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